ハイビスカスの花、2つ咲きました。

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Photo by taka (31MR)

11月に入り、さすがに夏の気配は遠のいて、今は、もう秋、である。しかし、そんな季節の中でも、うちのハイビスカスは、元気に花を咲かせている。毎日、というわけではないが、頻繁に開花している。そして、今日はなんと、同時に2つの花を咲かせた。

うちのハイビスカス、今年からうちの一員として、ぼくは毎日観て楽しんでいるけれど、記憶では、同時に2つ以上の花を咲かせたことがなかったと思う。だから、これは特別なことであり、何かのメッセージだ。先日、朝顔が同時に6つ咲いたときがあったけれど、父の誕生日の朝だった。あれは、父からのメッセージだったのである。(うちの今年の朝顔は、植えた時期が遅かったせいか、同時にひとつかふたつしか咲かなかったのだが、この時はいきなり6つ咲いたので驚いたのである。)だから、今回も、ぼくと縁のある人との関係における祝福である、と思っている。言いかえれば、今回のメッセージの気付きのために、父が、前座のようなメッセージをプレゼントしてくれたようにも思う。

自分のまわりに起こったことを、勝手な解釈の末、自分にとって都合良いメッセージとして受け取ることは、スピリチュアルを受け付けない人にとっては、ちゃんちゃらおかしい行為と思えるかもしれないけれど、自分の中で溢れるように湧いてきた直感から、これはメッセージである、と感じるものは、本当にメッセージと思って間違いない。例え霊能力など無いと思っている人でも、直感を感じたなら、それは素直にメッセージとして受け取っていいのだ。これは真理である。

しかし、受け取ることにしたとしても、そこから先が問題だ。受け取ったメッセージの内容や解釈については、大抵の場合、難しい。そのものズバリで降りてくるメッセージは、あまりないと思うから。

そんなときは推測するしかないのだけれど、今回のハイビスカスの花からのメッセージは、人間関係の祝福である、という仮定が出来ているので、すなわち、昨日、今日、ぼくと交わりのあった人との関係の祝福である、と思っていいのだと思う。

祝福のある関係性を持つ場合、その出会いや起こる出来事は、突然であることが多い。関係性を結ぶお互いの準備が整う時点までは、出会いや出来事は保留になり、整った瞬間に、コップから水が溢れるように、それは、いきなり始まるからだ。しかもそれは、ただの一度ではなく、段階的、ないしは断続的に関係性の構築が行われていくので、偶然と突然が重なったように見える出来事が続き、ちょっとした奇跡の様になる。(まあ、実際のところ、奇跡なんだけど。)

ここに、3次元的に捉えると、縁の薄そうな、弱弱しい関係性がある。ぼくの人生の途中、しかも後半に差し掛かった辺りで、突然現れたその関係性は、今まで、何度か、灯が消えてしまうかもしれない、と思えるような出来事を乗り越えつつも、通常は経験し得ないような偶然の連続も数多く経験しながら、ここまで辿り着いた。

これは、今日、ここまでした話に照らし合わせて観ると、まさに奇跡の関係性である、と言える。更に、メッセージとともに祝福まで頂いた、と考えると、ある次元においては、強い結びつきが在る関係性である、と思える。関係性を結ぶもう一方の相手が、どう考えているかわからないから、独りよがりに、勝手に、思っているわけだけど、実際に、ぼくはそうなのだと思っている。

ところが、そんな特別な関係性を感じてしまうと、3次元の世界にも特別な結び付きを求め、形にしたい、等と考えてしまったりする。3次元的に何かをするということは、今までの生活に変化を求めるということだ。自分の中で変化を起こすだけならまだしも、相手に変化を求め始めた途端に、生まれる前に、関係性を結んだ当初の目的から、逸脱していく。別な言い方をすると、カルマを解消するために、新たなカルマを創造してしまう状態になる。

スピリチュアルの基本として、相手に変化を求めてはいけない、ということがある。なぜなら、相手の自由(もしくは自由意思)を奪うからだ。しかもこの場合、エゴが根本原因となっている。自由を奪うということは、自由から外れるということ。そして、自由から外れるということは、愛から外れるということ。自由と愛は同じものだから。

3次元の世界では、束縛の理由が愛だったりするけれど、あれはエゴの言い訳でしかない。どんなに愛しているからといって、相手を独占する理由にはならない。

本当に愛していたら、相手が何をしようが愛は消えないのだ。例え、一生片想いのままでも、もしくは、結ばれたはずなのに浮気をされたり、いつか自分の前から去って行ったとしても。

しかし、本当に関係性があるのなら、何も心配することはない。見た目は小さな灯でも、そこに関係性があれば(言い替えていうと、縁があれば)どんなに強い風が吹こうが、その火は消えない。

必要なのは、ピュアな心のまま、行動や在り方を選択すること。誠実に生きること。思いやりの心を忘れないこと。そうすれば、いつか必ず、関係性を結んだ目的を達成出来る。決して、そこに3次元的なエゴを介入させてはいけないのだ。

そして、まずは自分を自由にすること。自分の自由を奪っているのは、実は自分だ、ということに気付かない限り、無意識に相手の自由を奪っていることにも、気付けないままである。

ハイビスカスの花たちは、この後、自ら花弁をたたみ始め、明日のお昼頃には、すっかりと閉じているだろう。まるで2人で会話をしながら、イベントの後始末をするように。そして、そこには愛しかない。

ぼくも愛で生きよう。今までよりももっと強く意識して。


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